ピオ・チェザーレ1967年 750mL

ヴィンテージワインは繊細で、あまり長期間揺らしてはいけません。

日本で流通している古酒の90％以上はコストダウンを目的として
船便が使われますが、当店は航空便を使っています！
イタリア　ピエモンテ州　アルバ地区

アルバ地区は特産の白トリュフで知られる美食家の街。
毎週日曜はトリュフの見本市も開かれ、多くの観光客で賑わいます。

こちらは100年以上の歴史を持つ有名生産者ピオチェーザレ社は
バルバレスコ、バローロの名手です。
本作品は貴重なオールドヴィンテージ。1967年は
素晴らしいヴェンデミーアの1つと評されています。

確かめるべくテースティングしてみました。
グラスに注ぐ1時間前に抜栓し、細身のカラフェタイプの
デカンタに入れ静かに目醒めを待ちます。

外観は熟成によるレンガ色。抜栓直後はシェリーを想わせるヴィンテージ感。
ネッビオーロらしいヨード、レザーがファーストアロマ。
古酒経験が少ない方やワイン会だと、この段階で判断しがちですが、
ピオチェザーレは時間をかけてあげると盛り返します。
(安価な他社のバルバレスコは待っても変わりません)

カラフェの中で30分後、静かに注ぐと別の表情を見せ始めます。
スターアニス、シナモン、サワーチェリー、
ドライハーブなどのニュアンスが現れ楽しませてくれます。
現役のようなフレッシュさや力強さは無いけれどベテランらしい1本。

本国イタリアで大切にされてきた秘蔵品なので、液面はいずれも高め。

(稀にネット上で出回る安価な個体はオークションで流れたような
流通ルートが不明な個体です。皆様もご注意ください)

赤ワイン　品種：ネッビオーロ100%　容量750mL
航空便輸送、定温定湿保管


〜古酒についてご理解ください〜
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