1952年産 シャトー・オーブリオン

1952年産 シャトー・オーブリオン
再入荷はお問合せください

商品詳細

フランスという国を守った歴史あるワイン。

最近のブームにより、このような素晴らしい状態の個体は、
フランス国内はもちろん、ヨーロッパにも殆ど残っていません。

長期熟成に耐えられる事で名高く抜群の安定感があります。
今後の入荷は全く未定ですので、お早めにご検討ください。

※恐れ入りますが、決済は銀行振込限定となります。


フランス ボルドー地方 グラーヴ地区 格付け第1級
●シャトー・オーブリオン1952年 

グラーヴ地区ペサック村にて1550年より始まる歴史を持ち、
滓引き、ウイヤージュ(補酒)といった手法を初めて
取り入れるなど技術革命を起こし評判となりました。

後に第三代アメリカ大統領となるトーマス・ジェファーソン
(当時は在仏大使)が気に入りホワイトハウス御用達となった事で
有名ですが、逸話で最も名高いのはナポレオン戦争で敗れた
フランスを救ったこと。

敗戦国の処遇を決める1814年の「ウィーン会議」の
主な各国代表は以下の通り。

オーストリア皇帝 フランツ1世
ロシア皇帝 アレクサンドル1世
プロイセン国王 フリードリヒ・ヴィルヘルム3世
イギリス連合王国 カスルリー子爵ロバート・ステュアート


時のフランス外相タレイランは、各国代表にアントナン・カレームの豪華な料理と
自身が所有するシャトー・オーブリオンを振る舞い、列強の宰相を感動させ
敗戦国でありながら国土の多くを守る事が出来ました。

1855年のメドック地区格付け制定の際、地区外ながら、
ラトゥール、マルゴー、ムートン、ラフィット・ロートシルトと
ともにメドック第1級に格付けされたのも特例ではなく
当然のことなのかもしれません。

フランス革命で多くのシャトーと同じく革命政府に没収、
競売にかけられ何人もの所有者の手を渡り、1800年代後半には
フィロキセラとベト病の災害に襲われるなど不遇な時代を迎えますが、
1935年5月13日アメリカの銀行家クラレンス・ディロンが取得、
現在までディロン家が所有し再建、名声を復活させました。

1974年以降はセカンドへ回す葡萄が増え、運営の権限を与えられた
ジャン・デルマにより品質は改善されます。

1980年代、収穫が豊かになるとシャトー・ペトリュスと同じように、
収量制限し凝縮感のある驚異的な品質のワインを誕生させました。

5つしか認められてない第1級シャトーの中では外交的でありながら、
50年以上熟成する能力もあり飲み頃期間が長い。。。

店長吉田も1940年代〜1960年代を何度か頂いてますが
毎回その危なげない完成度に驚きます。

1952年は素晴らしいミレジムといわれます。
今となっては世界中を探しても現存数が少ない貴重品。。。

本物の古酒(ノンリコルク)ゆえ、価格も高騰していますが
オーブリオンの古酒は一期一会の出会いといえるでしょう。

万全を期して航空便にて輸入いたしました。

赤ワイン(ルージュ) 航空便輸送・定温保管


ヴィンテージワインについて必ずご理解ください。
http://www.yoshidawines.com/page/10


France Bordeaux Chateau Haut-Brion Rouge Millesime 1952
  • Facebook
  • Twitter