ドイツ モーゼル地方
モーゼル川の急斜面に位置したドイツ最上級の銘醸畑を所有する
マルクス・モリトルは8代続く家族経営のワイナリー。
1988年にピノノワールを初めて再植樹しました。
(モーゼルでは赤ワインが極めて珍しい)
ワイン・アドヴォケイト誌にて100点を幾度も獲得し、
世界中から争奪戦となっています。
樹齢100年に及ぶ接ぎ木していない古木を所有し、
高い割合でマッサル・セレクションを行っています。
(畑から優れた樹を何種類か選び、台木に接ぎ木して育てる方法)
畑には熟練者を雇って夏の※キャノピー・マネジメントと
2ヵ月に及ぶ収穫をしています。
(※葡萄の衛生状態のため、房の周囲の葉を除いたり、
生育に適切なバランスを目指し樹勢をコントロールする事)
一粒の実でさえ少なくとも2度の選定を受け、
特に辛口に関しては僅かでもボトリティスが付いていれば、
他に感染しないよう区別されます。
健全なブドウは区画ごとに摘果を行い成熟度別に分類、
収穫は遅くエキス濃度が上昇するのを待ちます。
2012年にはTBAがオークションで2750ユーロの最高額を更新。
Eミュラーやプリュムらにも引けを取りません。
一方、中辛口においても2015VTで100点、さらに辛口でも2015VTで99+点を獲得し、
リースリング以外も「低価格帯でこれだけ洗練され、
複雑なピノ・ブランはない」とロバート・パーカー氏からも絶賛。
醸造は天然酵母。ビオロジック(認証なし)
自然への敬意と妥協ない献身から卓越したワインを生み出し
2011年にワインアドヴォケイト100点、2013年にドイツ史上初
3アイテムで100点を成し遂げました。(世界でも稀)
星は*が良質、**は上級、***は最上級。
糖度ではなく良質であるほど★を付けています。
(今までのドイツでは糖度で決められがち)
本作は岩の多い丘の急斜面の畑で栽培されており
機械が入ることはできません。
ハンドメイドによる大変な手入れが求められます。
2006年産は希少なバックヴィンテージ。
グラスに注ぐと黄金色を帯びてきています。
粘り気のあるレッグとシェリー香が第一印象。
これぞモーゼルの古酒というリースリング特有の
オイリーな香りは冷蔵庫から出したばかりだと
「クセ」に感じると思います。
熟柿のような果実味を味わうため、思い切って
高めの温度で飲むほうがバランスがとれるように感じました。
アルコール度数13.5%というのは
ドイツワインとしては驚くほど重厚感のある作品です。
ワインアドヴォケイトでは大きな能性を秘めた
ゴージャスなリースリングと絶賛され98点を付与されました。
濃厚タイプ やや辛口 白ワイン 品種リースリング
750mL 蔵出し正規品