（写真:液面撮影のため保護用のラップをめくっています。
とても良いコンディションです）

フランス　ボルドー　グラーヴ格付け第１級
●シャトー・オーブリオン・ルージュ1973年

グラーヴ地区のペサック村にて1550年より始まる歴史を持ち、
1855年のメドック地区格付け制定の際、地区外ながら、
ラトゥール、マルゴー、ラフィット・ロートシルトとともに
第1級に格付けされたシャトー。
17世紀には早くも人気でしたが、フランス革命で多くのシャトーと同じく
革命政府に没収、競売にかけられ何人もの所有者の手を渡り、
1800年代後半にはフィロキセラとベト病の災害に襲われるなど
不遇な時代を迎えます。

1935年5月13日アメリカの銀行家クラランス・ディロンが取得、
現在までディロン家が所有し再建、名声を復活させました。
70年以上も所有者が変わらなのは有名シャトーでは意義のある事。
1974年以降はセカンドへ回す葡萄が増え、運営の権限を与えられた
ジャン・デルマにより品質は改善されます。

1980年代、収穫が豊かになるとペトリュスと同じように、収量制限をし、
凝縮感のある驚異的な品質のワインを誕生させました。

オーク、タンニンの個性もありつつ第1級シャトーの中でも
外交的で早熟。しかし30年以上熟成する能力もあり
飲み頃期間が長いといわれます。

1973年は7月の雨が多く8月は1949年以降、最も暑くなり、
豊富な収穫となりました。ポイヤック、サンジュリアン、マルゴーなど地
域によっては恵まれなかったが、フィネスとエレガンスに
満ちた年号だとシャトーは自信を持っています。

Graves地区は比較的、難を逃れており1973年の５大シャトーではラトゥール
ムートン、ラフィットなどより、オーブリオンの評価が高い。

750ml　赤　税込・送料込　航空便輸入・定温保管

〜1973年のワイン一覧〜
http://www.yoshidawines.com/product-list/56

〜古酒のお愉しみ方〜
http://blogs.yahoo.co.jp/samuchosamucho/27404894.html