フランス　シャンパーニュ地方
●ランソン・ノーブル・キュヴェ・ブラン・ド・ブラン1997

1760年、シャンパーニュ地方の中心地ランスにて創業。

ランソン社のシンボル【マルタ十字のレッドクロス】は、
十字軍時代にキリスト教徒の聖地巡礼を保護する目的で設立された修道会
マルタ騎士団の元騎士であった事に由来します。

1860年のヴィクトリア女王時代より、英国王室に愛され、
現在、ボトルネックにはエリザベス2世女王の名が刻まれた
英国王室御用達の証があり、スペイン、スウェーデン王室でも重用されます。

ランソンの上級品である本作品は20年を経ても
酸と果実感、味わいが印象的なプレステージ・キュヴェ。

ピノ・ノワール、シャルドネは自社畑の他、優れた契約農家から良いものを選定、
村ごとに分けてステンレスタンクで醸造します。

クリュッグやサロンと同じく※MLFを行わいませんが、
他社に比べ長めに熟成させることで、マロラティック発酵をせずとも、
厚みあるボディを備え、酸は穏やかな仕上がりとなります。

最良のブドウを厳選し最低13年以上も瓶内熟成させます。
熟成によりガスは少し優しくなっています。

白ワイン　コクのある辛口　750ML

LANSON NOBLE CUVEE BLANC DE BLANC BRUT
ランソン ノーブル・キュヴェ ブラン・ド・ブラン ブリュット


※MLF(マロラクティック発酵)
乳酸菌がワインに含まれるリンゴ酸を乳酸と炭酸ガスに分解する発酵。

リンゴ酸は未熟な葡萄に多く含まれ、濃度が高いと尖った酸を感じますが
乳酸菌の働きでリンゴ酸を乳酸に変えると減酸し柔らかくなります。

また、乳酸だけでなくジアセチルやアセトインなどの化合物も生まれ、
バターやチーズ、ヘーゼルナッツのような香りが生まれ、
低濃度では香りに複雑さを与えると言われます。

ただし過剰なMLFは、酸による爽快感やキレが無くなり
熟成に耐えられないワインになります。