Toscanaはイタリア中西部に位置しシエナ、ピサ、など
歴史的な古都が点在する風光明媚な地方で世界遺産も多い。
州都フィレンツェは古代ローマ時代、花の女神フローラの町として
Florentiaと名付けられ、英語・フランス語ではFlorenceと呼ばれます。
農業ではオリーブ、小麦の大産地で、ワインでは庶民の酒
キャンティや※スーパー・タスカンを輩出する世界屈指の産地。
ローマ教皇領と並びルネサンス中心地の一つでメディチ家の支配下にあったが、
のちオーストリア領トスカーナ大公国となりました。
1860年イタリアに合併されたが、オーストリアは20世紀初頭まで
トスカーナの領有権を主張したそうです。
※スーパー・タスカン(スーペル・トスカーナ)
ワイン法・格付けに拘らず造られるトスカーナの上質ワイン。
オルネライア・サッシカイア・ソライアが代表格で、VdTやIGTとして生産されたが世界的評価が高まった。
イタリアでは、伝統的な地品種を用いてワイン造りを成すことが基本ですが
土壌と好相性のカベルネ・ソーヴィニヨンを植えたり、サンジョヴェーゼとの
ブレンドで品質を追求したのです。(後でDOC認定されました)
「地域の味」の喪失に繋がるという懸念から地品種を使うべきという意見も多々あります。
この辺りは市場が命運を握っているのかもしれません。
同州のキャンティでは、赤に白葡萄を混醸するのは義務でしたが、
反発する生産者によってサンジョヴェーゼ100%の赤もリリースされました。
そちらも「スーパー・トスカーナ」に含まれましたが、
白葡萄を混ぜない赤ワインの人気により法改正され、赤100%でも
キャンティ・クラッシコを名乗ることができるようになった。
イタリア トスカーナ地方 ボルゲリ地区
〜 テヌータ・デル・オルネライア 〜 Tenuta dell’Ornellaia
1981年創業。
フィレンツェ・アンティノリ家の次男マルケーゼ・ロドヴィコ・アンティノリは
カリフォルニアでワイン造りをと考えていましたが、
「サンテミリオンとポムロールの土壌とカリフォルニアの気候」といわれる
海岸マレンマ地方「ボルゲリ」に賭けました。
誕生には、サッシカイアのジャコモ・タキス氏が助言をしたそうです。
なお2005年以降はフレスコバルディ社の所有となりました。