やや甘口のスパークリングワインといえば
イタリアの低価格品を想起しがちですが、
本家本元の「シャンパーニュ地方」に素晴らしい作品を見つけりました。

食事中でも楽しめる程よい糖度で
「辛口は苦手だけど甘いのもちょっと。。。」という方が
探していたシャンパンは本作でしょう(謎の自信)。

吉田店長が自信を持って推薦します！


フランス　シャンパーニュ地方
ルラージュ・プジョー

18世紀に創設、プルミエクリュ・ヴリニ村に本拠地を置く家族経営のメゾン。

モンターニュ・ド・ランス地区シャンパーニュ街道沿いに、
3つの村にまたがる畑があり、ヴリニ地区は第一級,プルミエクリュとして知られます。

当主ドミニク・ルラージュが引き継いだ1985年から、除草剤の使用を減らし
「私たちの信念は、ぶどう栽培に対する尊敬と長年にわたる追及です」と
畑を守ります。

長年にわたり研究を続け(葡萄樹の健康のため)
畑には多様な生物や微生物を取入れました。

人体と同じく、生き物の防御本能が働けば
ある種の病気は自然治癒すると考えられています。

当主いわく「ワインは作るのではなく育てるもの。1年1年が挑戦」。

葡萄の成長過程を見守る事に専念、土地と造り手を映しだす
自然なシャンパーニュを造り続けています。


1987年　ドミニク・ルラージュが妻と農場を継ぎ
CHAMPAGNE LELARGE-PUGEOT が誕生。

2000年　殺虫剤の使用をやめ、生物の捕食性を利用。
“自然のまま”草を生やした畑の一角で耕作を始める。

2010年　全て有機農法へ転換、ヴリニ村を代表するピノムニエ種100%のキュヴェ
「レ・ムニエ・ド・クレメンス」を瓶詰め(初リリースは2014年）

2014年　バイオダイナミック(ビオディナミ)農法へ転換

2015年　有機認証機関「エコサート」オーガニック認証取得

2017年　ビオディナミの中で最も認定が厳しい「デメター」取得。


本作は低ドサージュ主流のプジョーでは珍しいシャンパンです。

みかん、白桃、洋梨などの果実と奥のほうにトースト、ヴァニラを感じ、
ほのかな甘さと爽やかな酸のバランスが取れ素晴らしい口当たり！

食事とのペアリングは魚介類よりも餃子、肉じゃが、生姜焼きなど。
正月のおせち料理などは味の濃い物が多く、ブリュットより本作を推します。
イチゴ単品もOK。
甘みが控えめのスイーツ、ビターチョコ、和菓子にも合わせられます。

ドイツワイン(カビネットクラス)ほどの甘さは無いので
甘いケーキには合わせないほうが無難でしょう。
(シャンパンが苦辛く感じやすい)

品種：ムニエ65%、ピノ・ノワール20%、シャルドネ15%
白ワイン(スパークリング)　750mL　正規輸入品