〜グロ家の歴史〜
ニュイ・サンジョルジュの町から２キロほど離れたニュイの丘の上にある
ショーという小さな村で1804年に生まれたアルフォンス・グロから歴史は始まる。

彼がラトゥール家のお嬢さんと結婚して、1830年にトゥルーヴ家所有の
家宅を買い、この家にシトー修道院長であったドン・トゥルーヴ神父が
1789年のフランス革命の間に亡命した。

アルフォンスの息子のルイー・ギュスターヴはゲノー家のお嬢さんと
結婚し後を継いだ。コートドールでワインを直接に個人客に
はじめて販売した葡萄栽培業者の一人である。

三代目のジュール・グロはルノド家のお嬢さんと結婚した。
ジュールの息子は2人とも第一次世界大戦に行ったが、一人は命を落とし
もう一人のルイーは重傷を負って帰った。

1920年レオンスボックの財産が競売のとき、ジュールは息子ルイーのために
クロ・ヴージョの区画を２カ所購入した。
数年後にグランエシェゾーを購入し、レ・ロアショースという3haの
区画の再構成に一生を捧げた。ルイ・グロは1951年に亡くなった。

1963年まで4人の子供は共同経営を続けた後、ドメーヌを分け合った。
ギュスターヴとコレットは一緒になりドメーヌ・グロ・フレール&スールを構成し
現在ミシェルの弟であるベルナールが経営している。

ジャンとフランソワはまずグロ・ペールフィス社を共同で経営、
1973年に分かれ別々の会社を設立した。

ジャン・グロは元々クロ・デ・レアとリシュブール0.5haの区画とヴォーヌ・ロマネ0.5haの区画を含む4haの葡萄園を相続した。葡萄園を購入したり、区画整理を行ったり,
特にヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サンジョルジュ、ブルゴーニュ、アルスナン村のオート・コート ・ド・ニュイの耕作していない土地を開墾し、ドメーヌを拡張しました。

ジャン・グロは独創的で革新的な人柄でヴォーヌ村のレアの谷間や
ニュイの丘の上に現在も残る高くて広い葡萄樹からなる葡萄園を積極的に促進,
色々な新設備や方法の開発にも貢献しました。

ミッシェル・グロがモノポールで所有しているクロデレアは
アルフォンス・グロが1860年に購入したもの。

ラベルにある絵は購入した時からできている。
先祖はその当時からワインを瓶詰めにして売っていた。

三角形の畑で、壁に囲まれて、東側で村の中心に隣接している。
立派な門が壁の真中にある。 北側の角の所に村役場の広場に
面している古くて小さい家が残っている。地層はバジョシアン紀
（ジュラ紀の半ばごろ）のオストレア・アクミナタの泥灰土からできている。