生産量が極めて少なく発売の度に早期完売します。

店頭販売を優先しており、当ページでの販売はできませんが、
おまかせ日本酒のページから１本でしたら指名可能です。
(ただし在庫が無い場合は他の地酒になる)
https://www.yoshidawines.com/product/2521


当店公式 Instagram にて入荷案内しており、
お電話での問合せはご遠慮くださると助かります。
https://www.instagram.com/liquorshopyoshida/


2020年時点での正規特約店価格(税別)を掲載いたします。
2024年2月から値上がり予定です。

未定の部分は分かり次第、更新しますが
大体想像できるかと思います。

酒米　　 産地 2020年→2024年
雄山錦　 富山 ￥3000 ￥未定
五百万石 富山 ￥3000 ￥3200
出羽の里 山形 ￥3000 ￥未定
出羽燦々 山形 ￥3400 ￥未定
美山錦　 長野 ￥3200 ￥未定
雄町　　 岡山 ￥3500 ￥未定
山田錦　 兵庫 ￥3700 ￥未定

富山県産米は輸送距離が短い分、価格が控えめです。
入荷数が少ないため、完売の場合はご容赦下さいませ。


富山県朝日町　林酒造場「林」純米吟醸酒

富山県の最東端、新潟県境に近い
林酒造場は約400年の歴史がある酒蔵です。

蔵の裏に聳える山又山は北アルプスに連なり、
歩いていける距離にヒスイ海岸が広がる
自然と水に恵まれた環境に位置します。

先代の野呂杜氏が引退なさった時、生産量は150石程度でしたから
廃業も考える酒蔵もあるような規模です。

蔵元杜氏として後を継いだ林秀樹氏は
このままでは生き残れないと思い、手間を惜しまず
洗米を限定吸水、麹蓋で麹造りを行うなど
量より品質を重視した酒造りを始め
自らの名を冠した限定酒「林」に夢を賭けました。

利益よりも「納得」を重視したのです。


先代の社長に全てを任された初年度の「林 純米吟醸」は
素晴らしいもので、私もお客さんも本当に驚きました。

平成２６酒造年度　全国新酒鑑評会　金賞受賞の
結果が示すとおり実力も折り紙つき。

滑川・千代鶴酒造の黒田氏もそうですが、
謙虚で寡黙な杜氏は良い酒を醸しますね。

仕上がるお酒はふんわり優しく包んでくれるような
誰が飲んでも良いと思える普遍的な美味しさがあります。


※画像は見本です。季節によりその都度、銘柄(酒米)が変わり
冬季は生酒としてリリースされます。


〜余談〜
使われている酵母は伝統的な北陸の酒＝14号金沢酵母がメインです。

カプロン酸を高く出す18号酵母(香りが簡単に出せる)を併用する事もあるそうですが、
発酵力が弱く甘さとムレ香が残りやすいため、補助的な使用に留めています。

14号は発酵力が強く優しい果実香ですが、
キレがあり変質も少なく、料理との相性は抜群です。