ゴヌーはムルソー村に本拠地を置くアンリ・ゴヌーという優れた栽培家の一族で
1972年、彼の死後相続によって２つのドメーヌに分割されました。

１つがムルソー村に本拠地を置くドメーヌ・フランソワ・ゴヌー。
１つが古典的ワイン生産者として知られポマールに本拠地を置く
ドメーヌ・ミシェル・ゴヌー。

ジャン・ミシェルはフランソワの息子で
アンリ・ゴヌーの孫、ミシェル・ゴヌーの甥に当ります。

1978年から父親のフランソワ・ゴヌーで働いていましたが、
1990年に独立し、母親の家系が所有している6haに満たない
小さな畑で葡萄を栽培しています。

本拠地はフランソワ・ゴヌーと同じムルソー村。
1991年にセラーを新調し、熟成を行う為に深く涼しいセラーを造りました。
現在ではムルソー、ポマール、ピュリニー・モンラッシェ、ヴォルネイの
ワインを醸しています。

伯父のミシェル・ゴヌー同様に偉大なミレジムは
ドメーヌが所有するセラーで熟成後に出荷するため、
リリース価格が現行品に近く、飲み頃がリーズナブルな優良生産者です。

名門ですから、リコルク品でも、
若いワインを足したような不自然さが感じられません。

最近、商業的生産者から￥8000以下の古酒が頻繁にリリースされてますが
ちょっと怪しいものが多いですよね。。。

ゴヌーを見習ってほしいものです。