(写真左は1979年、右は1986年)
ソーテルヌ、アルザスと並び、ロワールは
フランスの貴腐ワイン産地として有名です。
貴腐ワインはフランス語でプリテュール ノブル (pourriture noble)、
ドイツ語でエーデルフォイレ (edelf?ule)
「高貴なる腐敗」の意で、日本語「貴腐」は直訳。
葡萄畑には様々な菌が繁殖しますが、その中でも
ボトリティス・シネレア菌(俗称・貴腐菌)が葡萄の実に付着すると
果皮が溶け穴が開き、粒の水分が蒸発し糖度が上昇します。
(一見、腐敗したように見える)
貴腐は皮の薄い品種に限られ、糖度が高いため発酵は長期間行われます。
醗酵は長くなるほど、複雑な風味を放ち花梨、杏、蜂蜜、
スパイス、などの香りが、めくるめく押しよせる
味わい芳醇なデザートワインになるのです。
菌のついた実のみを選ぶため収穫は何回にも分かれ、
一粒から取れる果汁は少ない…
ただでさえ毎年できるとは限らない天の恵みですが
とりわけ熟成品ともなると希少価値が高い!
お早めにどうぞ。
ドメーヌ・トゥーシェ Domaine Touchais
●コトー・デュ・レイヨン レゼルヴ
Coteaux du Layon Reserve 1986年
1787年から歴史あるロワール・アンジェの名門
コトー・デュ・レイヨンの品種はシュナン・ブラン100%とされ、
このワインに使われるシュナンには、2つの性質があります。
「品のある酸味を出すため」早摘み葡萄が20%、
「しっかりとした骨格のボディを作るため」完熟葡萄が80%。
同種でも異なる収穫期の果実を用い、層の厚い風味を作り、
醸造後は最低でも10年間の熟成後にリリースされ
当主ジャン=マリー・トゥーシェが認めたものを世に送ります。
1986年はロワールの優良ヴィンテージです。
※稀にコルクのカビが散見されますが湿度が保たれていた
良い熟成の証拠です。中身には問題ありません。
白・甘口 品種:シュナン・ブラン100% 750ml